25日にNHK総合で放送された大相撲九州場所千秋楽(午後5時から60分間)の世帯平均視聴率(関東地区)が22・6%だったことが26日、ビデオリサーチの調べでわかった。関西地区は23・8%。また貴景勝と高安の直接対決となった25日放送の14日目(午後5時から60分間)も19・2%(関東地区)と高い視聴率を記録した。

14日目の午後3時5分から115分間の視聴率は9・8%、千秋楽の午後4時から60分間の視聴率は9・4%だった。

瞬間最高視聴率は、午後5時35分ごろに関東地区で27・7%、関西地区で28・4%を記録した。

小結貴景勝(22=千賀ノ浦)が、東前頭3枚目の錦木をはたき込みで下して2敗を守り、結びの一番で同じ2敗の大関高安が関脇御嶽海に負けたため、優勝が決まった。

貴景勝は22歳3カ月で初優勝、小結優勝では00年夏場所での魁皇以来史上9人目。10月1日付で、師匠だった元貴乃花親方(元横綱)が日本相撲協会を退職し、それに伴い旧貴乃花部屋所属から千賀ノ浦部屋へと所属先が変更。九州場所1カ月半前に起こったアクシデントを乗り越えての悲願の初優勝を果たした。