新入幕の翔猿(28=追手風)が、白星スタートを決めた。志摩ノ海(木瀬)を寄り切り。最後は砂かぶり席から土俵回りの記者席も跳び越える勢いだった。

「少しだけ緊張したが、自分の相撲を取り切れた。いい相撲でした」と自画自賛。新しい締め込みは、後援者と相談の上、新型コロナウイルスと戦う医療従事者を激励する思いもこめて鮮やかな青色にした。

「コロナでみんなが大変な思いをしている。見ている人が楽しめる、元気づく相撲をとりたい」と意欲を示した。