大相撲の大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が16日、東京・両国国技館の相撲教習所内で行われた合同稽古に参加した。

この日から始まった合同稽古には、横綱白鵬、貴景勝、大関正代、関脇御嶽海、平幕の霧馬山、碧山、逸ノ城、十両の勢、錦木が参加。新大関の正代を指名した三番稽古では、6勝4敗とした。

関取衆による申し合い稽古にも参加するなどし「なかなか貴重な経験なので、しっかり自分のものにしたいなと思います。しっかり自分の相撲を磨いていきたい」と話した。

新型コロナウイルスの影響により、3月の春場所以降は出稽古禁止が続いていた。他の部屋に行く出稽古とは異なるが、約7カ月半ぶりに他の部屋の力士と胸を合わせる場となり「協会とみんなが一丸とならないとできなかったと思う。みんな好き勝手やっていたらできなかったと思う。きちっと対策した上でできていると思うのでありがたい」と感謝した。

合同稽古は22日まで行われる予定となっている。「体と相談して自分の調子を見てやれることをやって、テーマを決めてやっていきたい。しっかりいい風に磨いていきたい」と今後の狙いを話した。