大相撲の関脇隆の勝(26=常盤山)が2日、電話取材に応じ、自身初の賜杯へ意欲を見せた。新三役で臨んだ11月場所は8勝で勝ち越しを決めたが「勝ちたい勝ちたいという思いが強すぎて自分の相撲が取り切れていなかった」と反省。

特に7日目からの3連敗を悔しがった。同場所では、同部屋の大関貴景勝が優勝。本割で負けたが、決定戦で決めた貴景勝の姿に「ああやって自分の相撲を取りきれるメンタルは本当にすごい」と刺激を受けた。だからこそ「次は自分だという気持ちで来年から頑張りたい」と優勝を意識した。