大相撲春場所3日目の16日、横綱白鵬(36=宮城野)が休場した。

4場所連続休場から復帰した場所で初日から2連勝したが、場所前から古傷の右膝に不安を抱えており、2日目の宝富士戦後には懸賞を受け取る際にそんきょをやり直すなど、ぎこちない動きを見せていた。

鶴竜も初日から休場しており、5場所連続で横綱が不在となった。

昨年11月場所後には横綱審議委員会から休場の多さを指摘され「注意」の決議を下された。再起を期した1月の初場所は、場所前に新型コロナウイルスに感染した影響で休場。今場所前は2月の合同稽古に参加し、若隆景や阿武咲と三番稽古を重ねて精力的に汗を流してきた。

今場所は初日に先場所覇者の小結大栄翔を下して229日ぶりとなる白星を挙げるなど連勝発進に成功したが、無念の休場となった。