カザフスタン出身で西幕下34枚目の金峰山(きんぼうざん、24=木瀬)が、7戦全勝で初の幕下優勝を果たした。

十両経験が豊富な東幕下6枚目の千代の海を圧倒した。立ち合いからのど輪交じりの突きで攻め立て、一気に押し出した。「自分の相撲を取ろうという感じだった。相手も突っ張り相撲だけど、力を出させないようにした」と納得の表情だった。

日大出身で昨年九州場所に三段目100枚目格付け出しでデビューし、三段目優勝を飾った。2場所ぶりの各段優勝となり、来場所は幕下上位まで番付を上げる見通しとなる。