大相撲ファンの注目が集まる取組が、早くも2日目に実現することになった。

大関経験者で東幕下15枚目の朝乃山(28=高砂)と21年学生横綱で幕下15枚目格付け出しでデビューする川副(23=宮城野)が、秋場所(11日初日、東京・両国国技館)の2日目に対戦する。大相撲の公式ファンクラブで10日までに発表された。

朝乃山は6場所連続出場停止処分が明けた7月の名古屋場所で三段目優勝(7戦全勝)を果たした。今場所で東幕下15枚目につき、7戦全勝なら十両昇進が確実になる。白星を積み上げる上で今場所2日目に対戦するのが、元横綱白鵬の宮城野親方が師匠を務める宮城野部屋に入門した川副だ。

165センチ、110キロと小兵ながらも、宮城野親方が「『小さい白鵬』を見ている感じ。相撲もうまいし、体のバネも強い。相撲ファンに新しいスターを見せたい」と絶賛される逸材。高砂部屋に出稽古に訪れた際には、師匠自ら「(川副)圭太と朝乃山が全勝同士でぶつかれば、幕下が最高に盛り上がるんじゃないですかね」と期待を寄せていた。