[ 2014年6月5日18時14分 ]

 日本サッカー協会(JFA)は5日、東京・文京区のJFAハウスで理事会を開き、J2横浜FCのFWカズ(三浦知良=47)をW杯開催国のブラジルへ派遣すると決めた。

 協議事項として議題に上がり、承認された。肩書は「JFAアンバサダー」。12日に日本からサンパウロへ出発し、JFA名誉総裁の高円宮妃がご臨席される式典、日本人会・日系団体への訪問イベント(サンパウロ)などに参加。現地時間14日に行われる1次リーグ初戦・日本-コートジボワール(レシフェ)も観戦する。

 協会と本人の意向で、日本代表チームとは関係しない。合宿地のイトゥを訪れる予定も、コートジボワール戦のロッカールームを激励する予定もないという。18日に現地を離れ、日本時間の20日に帰国する。

 理事会後に会見した日本協会の大仁邦弥会長(69)は「日本とブラジルの関係は深く、今年で友好修好120周年を迎える。在ブラジルの日本大使館から派遣の要請があり、本人と横浜FCに承諾していただきました。日本とブラジルの結びつきを象徴する選手なので、現地の方も喜んでくださるはず」と説明した。