NMB48が6日、神戸市内で、夏コンサート「サササ サイコー」を開き、今秋に横浜、名古屋、大阪の3都市ツアーを行うと発表した。ツアーは9月20日に横浜アリーナ、同23日に日本ガイシホール(愛知)、グループ結成記念の10月11、12日に大阪城ホール。

 夏コンサート最終日のこの日は、キャプテン山本彩(24)も含めて全メンバーが出演。前日はキャプテン以外のメンバーによる公演で、昨年のリベンジに成功して、満席5000人のファンで会場は埋まった。

 山本彩は、前日の公演を観客として鑑賞しており「(観客として)見るのはすごく新鮮だった。みな、頼もしかった」。昨年も同じく、キャプテン以外のメンバーで公演したが、満席にはならず、今回はそのリベンジを果たし、感慨深そうに感想を語った。

 また、この日は、昨年6月の加入後すぐ、フロントメンバーへ出世した“W山本”のもう1人、山本彩加(あやか)が15歳の誕生日。彩加は「この1年でいろいろ学ばせてもらった。その経験を発揮していきたい」と、あらためて活動1年を振り返った。

 公演では、山本彩、白間美瑠(19)ら、1期生5人が制服姿で「虹の作り方」を披露。矢倉楓子(20)と村瀬紗英(20)が、OG渡辺美優紀と兼任時代の柏木由紀によるチャーミングでセクシーなユニット曲「ハートの独占権」に挑戦した。

 この日の公演は、企画色を前面に押し出し、卒業を発表した超個性派キャラの木下百花(20)が、宝塚歌劇団男役風の衣装で「プライオリティー」を歌い、その百花は川上礼奈(21)ら“歌選抜”メンバーと、アカペラで「夢に色がない理由」を熱唱した。

 さらに、AKB48グループ史上最高の難易度と言われる振付の「Must be now」は、山本彩、石田優美(18)加藤夕夏(20)ら“ダンス選抜”でパフォーマンス。「僕以外の誰か」は、メンバーで振付も担当する日下このみ(21)が手がけた「日下バージョン」で歌い踊った。