AKB48渡辺麻友(23)が、卒業ソング「サヨナラで終わるわけじゃない」の歌唱前、ファンに別れのスピーチをした。全文は以下の通り。

 ありがとうございます。今日のこの日が来るまで、はっきりとした卒業する実感があまり沸いていなくて、不思議な感覚でした。この日を迎えてステージに立って、コンサートが始まって、皆さんの姿を見たとき、「ああ私、AKBを卒業するんだな」と急に実感してきました。こんなにたくさんの皆さんが見に来て下さって…ここに来られなかった方もいると思う。この11年間でたくさんの方と出会って、たくさんの方に応援してもらって、本当に感謝してもしきれない思いでいっぱいです。

 うーん…。今日、こうしてコンサートをやっていて、11年間、信じて歩んで来た道は間違ってなかったと思うことができました。そういうふうに思わせてくれたのも、ファンの皆さんですし、今日はたくさんのメンバーもステージを作り上げてくれた。表からは見えないけど、たくさんのスタッフさんがたくさん時間を割いてくれて、準備をして下さって、皆さんの愛を感じて、本当に幸せだなって、そう思います。

 これからのAKB48、たくさん頼りになる後輩も出てきて、この人たちならこれからのAKB48を任せていけるなと思う機会もたくさん増えて、だから卒業を決心できました。メンバーのみんなとは別々の道を歩んでいくけど、私は私の信じた道をまっすぐ歩いていきたいと思います。11年間、たくさんの愛をありがとうございました。

 今回、卒業するにあたって、とてもすてきな卒業の楽曲を秋元さんが書いてくれました。私の思いがこもった楽曲なので、聞いて下さい。「サヨナラで終わるわけじゃない」。