NGT48を運営するAKSは、メンバーの山口真帆(23)に対する暴行被疑事件について設置していた第三者委員会による調査結果の説明会を、22日午後に新潟市内で行った。

この会見を受けて、山口本人のツイッターから反論のコメントは午後2時すぎにツイートされた。

「私は松村匠取締役に1月10日の謝罪を要求されました。私が謝罪を拒んだら、「山口が謝らないのであれば、同じチームのメンバーに生誕祭の手紙のように代読という形で山口の謝罪のコメントを読ませて謝らせる」と言われました。他のメンバーにそんなことさせられないから、私は謝りました」

「記者会見に出席している3人は、事件が起きてから、保護者説明会、スポンサー、メディア、県と市に、私や警察に事実関係を確認もせずに私の思い込みのように虚偽の説明をしていました。なんで事件が起きてからも会社の方に傷つけられないといけないんでしょうか」などと会見中につぶやいた。

会見場でも報道陣から真意を運営側に問う場面もあり、松村氏は「(ツイートのことで)事実ではないこともある。(謝罪の)要求はしておりません。コミュニケーションをとってきたつもりだけど、不足していると思う。被害を受けたのは彼女。この事態を発生してしまったのは事実。我々の体制を整えていくことを、約束したい」。

また、山口が1月10日の劇場公演で謝罪したことについて、松村氏は謝罪を強要したことを否定し「公演に参加するか否かから始まって、本人は出ると。強要はしていない。ただ彼女は被害者で、配慮は欠けていた部分はあった。開演の前に私なんかが出て話した上で出てもらえばよかったと痛感している」と話した。

報告書では、ファンとの私的交流が認められたメンバーが12人いたことが明らかになっており、松村氏は会見中に「私的交流の線引きは難しい。街中であいさつされて、返答するようなことも含まれる」と発言した。

それを受けて、山口はさらに「報告書に記載もないのに繋がりには挨拶も含まれるというのは勝手な解釈です。他のファンには公表できないような、特定のファンとの私的交流を繋がりと言うのはメンバーのみならずファンの皆さんも認識していると思います」とツイート。

松村氏は「あいさつに…というのは、僕が認識してしまったということ」と会見中の発言を訂正し、山口のツイートについては「本人ともう一度話さないと」と話すなど、あらためて、被害者である山口と運営側のコミュニケーション不足や、溝が浮き彫りとなった。