看護の道に進むため芸能界を引退するNMB48山本彩加(18)が19日、大阪・NMB48劇場で、卒業公演「最後の一色」を行い、アイドル人生に別れを告げた。

ドレス姿で目を潤ませ「こんなキラキラしたアイドルにしてくれたのは、本当にみなさんです。ずっと応援してくれてありがとうございました。みなさんのこと大好きです。アイドル楽しかったです」。瞳に涙を浮かべてあいさつした。

卒業公演には、梅山恋和(17)キャプテン小嶋花梨(21)上西怜(19)ら同期5期生が集結。公演は「初めての星」で幕を開けた。山本は「アイドル山本彩加をしっかり目に焼き付けてください!」「最後の自己紹介いきます!」と、序盤から盛り上げた。ソロで「わるきー」「桜の木になろう」も歌唱した。

卒業セレモニーでは、「NMB48で本当にいろんな経験をして、アイドルとしてだけではなくて人としてたくさんのことを学んで成長させてもらえたと思います」とスピーチ。「ここで学んだことを、これからの人生まだまだあるので、生かして、そしてまだまだ吸収して成長し続けられる1人のかっこいい女性でありたいと思います」と語った。

引退後は看護師の夢を追う。「芸能界にはいなくなっちゃいますが、これからも私らしくどこにいても全力で突っ走って、常に夢を追い続けていきます」と意気込みを語った。

山本は16年6月に5期生として加入。OG山本彩(27)と1文字違いの名前で加入時から注目され、次世代エース候補の1人だった。加入4カ月で正規メンバーに昇格し「僕以外の誰か」で初選抜。17年2月にAKB48「シュートサイン」でも選抜入り。23枚目シングル「だってだってだって」では梅山とダブルセンターに選ばれた。ファッション誌「Seventeen」の専属モデルも務めた。