NMB48最後の3期生、加藤夕夏(25)が15日、大阪市のZepp Osaka Baysideで卒業コンサート「うーかにうかれっぱなしハート」を開催した。

公演は、加藤がメンバー9人を引き連れての「嘆きのフィギュア」で開幕。2曲目の「会いたかった」では早くも涙を浮かべたが、「最後までもつか分かりませんが皆さんも遠慮せず泣いて」とアピール。ダブルアンコールを含む30曲中27曲を歌い、別れを惜しむファンに応えた。

ゲストには吉本新喜劇の川畑泰史が登場。加藤と2人で息の合ったコントを披露した。加藤が卒業を決意し、舞台女優への道を選んだのは、川畑が脚本・座長を務め、昨年に上演された吉本新喜劇とNMB48によるミュージカル「ぐれいてすとな笑まん」に出演したことがきっかけだっただけに、「ぜひ『笑まん』を卒コンでできないかとお願いしました」と笑顔。川畑も「ファンを代表させてこさせてもらいました」と語った。

アンコールでは苦楽をともにした太田夢莉ら同期14人もゲスト出演。全員で「アーモンドクロワッサン計画」を歌った。「うーか、卒業おめでとう」と声をかけられると、「同期と卒コンに立てるなんて、うれしくて涙が出た。みんないなくなるから1人やってんで」と本音もポロリ。「よー頑張ったな」とねぎらわれた。

最後は「うーか」のコールに包まれ「皆さん、うーかにうかれっぱなしになってくれましたか?NMB48で経験してきたことを大事に持って、これからも前に進んでいきたいと思います。今日まで本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします」と締めくくった。

加藤は12年2月に3期生としてお披露目。切れ味抜群のダンスを武器に、その半年後の5枚目シングル「ヴァージニティー」で、初選抜に抜てき。同10月のチームB2結成にともない正規メンバーへ昇格した。以来、NMB48の中心メンバーとして活躍してきた。

26歳の誕生日を迎える8月1日の卒業公演(NMB48劇場)がアイドルとして最後の活動となる。加藤は3期生最後の在籍者で、卒業により1期生に続いて3期生もいなくなる。