NGT48の本間日陽(24)の卒業公演「本間日陽卒業コンサート~見上げた桜はいつも~」が13日、新潟県民会館大ホールで開催される。午前の部「NGT48スプリングコンサート2024」に続いてのライブとなる。15年8月21日のグループお披露目から3159日目のステージを最後に、グループを卒業。アイドルとしての約8年半を振り返り、これから進む俳優の道への抱負も語った。

-卒業コンサートを前にした心境は

本間 実感が湧いています。NGT48劇場での卒業公演(3月23日)が終わった後、もうここに立つことはないんだ、と。そして今度のコンサートが本当にラストステージ。8年半の気持ちを詰め込もうと思っています。

-どんな内容に

本間 だいたい30曲くらいで、ずっと出ています。とにかく大忙しです(笑い)。構成はAKBグループの先輩たちの映像を何本も見て、半年近くかけて考えたんです。ファンの方が私を見つけてくださったことを思い出してもらえるような内容になっています。新潟県民会館は子どものころ、クラシックバレエをやっていた時に発表会で何度も立った舞台。自分の原点に返るような気もしますね。

-NGT48での印象的なエピソードは

本間 セカンドシングルのカップリング曲「ナニカガイル」のビデオ撮影の時、当日までセンターが発表されていなかったんです。朝5時くらいに集まってから今回のセンターは本間、と言われ…。何が何だか分からず、大混乱で(笑い)。メンバーやスタッフさんも、どうなるんだろう、って。今はファンの皆さんが喜んでくれる曲になっていて良かったです。

-新潟から首都圏に本格的に活動拠点を移す

本間 秋元康先生が「AKBグループは夢のステップの1つ」とお話ししていたんです。生まれ育った新潟県でアイドル活動をして、全国にステップアップする位置にいると思います。NGTに入った時はセンターに立つという目標があって、そこからはNGTを全国区にしたいと思い、新型ウイルス禍では、もっと新潟を元気にしたいと活動してきました。1つ1つ目標をクリアしてきた感じ。これからもこのスタンスは変わらないです。

-今後は俳優に

本間 NGTに入った時から将来はお芝居の方に行きたいと思っていました。AKBグループの先輩の川栄李奈さんや前田敦子さんが俳優の道を作っていくのを見て、私もああなりたいと。演技を見てくださる皆さんの希望になったり、日常の支えになったりするような作品をお届けできるようになりたいです。

-NGT48とは

本間 ここでの1つ1つの経験が今の自分をつくってくれている実感があります。NGTでアイドルになって本当に良かったですし、すごく楽しかったです。【聞き手・斎藤慎一郎】

◆本間日陽(ほんま・ひなた)1999年(平11)11月10日、新潟県村上市生まれ。小学1年からクラシックバレエに励み、ロシアの劇団の新潟公演に子役として出演経験も。15年8月にNGT48の1期生としてお披露目。選抜総選挙は16年の第8回が圏外、17年の第9回13位、18年の第10回16位。グループの全9シングルで選抜入りし、表題曲のセンター2回。AKB48でも選抜4回。21年5月に初の写真集「ずっと、会いたかった」、24年1月に2枚目の写真集「陽射し色」を発売。舞台「サザエさん」「夕凪の街 桜の国」などにも出演した。村上市スペシャルアンバサダー。趣味は映画観賞。血液型B。