今週からテレビ東京の新人、田中瞳アナウンサー(23)の登場です。8月から同局系「モヤモヤさまぁ~ず2」(日曜午後6時30分)の4代目アシスタントに就任しました。慣れない番組ロケに奮闘しています。

キラキラした笑顔が魅力のテレビ東京・田中瞳アナウンサー(撮影・中島郁夫)
キラキラした笑顔が魅力のテレビ東京・田中瞳アナウンサー(撮影・中島郁夫)

新人ながら人気番組の4代目アシスタントに抜てきされた。認知度は急上昇し、他番組のロケでも、声を掛けられることが増えたという。田中アナは「『4代目!』みたいな」と、掛け声をまねて笑う。

アシスタント決定は、偽番組の収録で訪れたハワイで知らされた。「現実味がなさ過ぎて、ずーっとフワフワしてました」と当時を振り返る。

直後に始まった収録でも「どのタイミングで言葉を発していいか分からないし、面白かったら思い切り笑っていいのかな」と戸惑った。ロケの回数をこなしつつあるが、「慣れることはないと思います。本当に何が起こるか分からないので」と新鮮な気持ちで臨んでいる。

共演のさまぁ~ずからは「これはプライベートを見せる番組だから」と伝えられ、歴代アシスタントを務めた先輩、大江麻理子アナ、狩野恵里アナ、福田典子アナからも、「考えすぎずに自由にやった方がいいよ」とアドバイスを受けた。番組お決まりの食事シーンも、「『食べ方もいつも通りやればいいし、絶対に注文も俺らに気を使わないで』と言われました。素でいいんだよと言ってくださると、とても気持ちが楽になりました」という

番組に筋書きはない。アドリブも多く、変顔、即興劇など、バラエティー番組らしい洗礼を受けている。「人って、やらなきゃいけないところになったらできるんだなと思いました」と明るく笑う。「元々むちゃぶりはすごく苦手」と明かすが、スタッフから「ウケを狙って何かやるのが正解ではなくて、思い付いたものを全力でやるのが田中の役目」と言われ、気持ちを切り替えたという。

「面白いか、面白くないかはさておき、(頭の中に)降りてきたものを、思い切りやろうとは思ってますね。全然、相当スベってます。カットされてます」と明かす。その上で、小声で「悔しいですけど」と付け加えた言葉に、シンの強さが見えた。【遠藤尚子】(つづく)

◆田中瞳(たなか・ひとみ)1996年(平8)9月、東京都生まれ。成城大社会イノベーション学部卒後、19年テレビ東京入社。同期は森香澄、池谷実悠アナ。リフレッシュ法は水泳で「3歳から始めて、定期的に泳ぎに行きます」。166センチ、血液型A。