今年も残りあと3週間ほどとなりましたが、ハリウッドでは今年も熱愛や破局などさまざまな話題がメディアをにぎわせた1年でした。その中でも特に印象に残るセレブの破局を振り返ってみました。

今年もっとも世間を驚かせた破局といえばマイリー・サイラスとリアム・ヘムズワースの電撃離婚でしょう。映画「ラスト・ソング」(10年)での共演をきっかけに交際がスタートした2人は、オンとオフを繰り返しながらも10年間にわたる交際を実らせて電撃結婚したのが昨年12月のこと。しかし、今年8月にサイラスの代理人がピープル誌に突如破局を発表。ヘムズワースはこの件について寝耳に水だったとも伝えられましたが、サイラスはその直後にバカンス先のイタリアでリアリティスターのケイトリン・カーターとキスする様子がキャッチされ、同性愛が発覚するもわずか1カ月で破局。現在は歌手コーディー・シンプソンとラブラブ交際中で、あまりの早すぎる展開にやきもきする人も続出だったのではないでしょうか。

結婚秒読みともいわれていたケイティ・ホームズとジェイミー・フォックスの破局も突然のことでした。2012年にトム・クルーズと離婚したホームズは、翌年からフォックスと極秘交際をスタート。クルーズへの配慮からか公の場でツーショットを撮られることなく密に愛を育んできた2人でしたが、昨年11月にホームズが大きなダイヤモンドの指輪をして出かける姿がキャッチされて婚約のうわさが浮上。そして今年5月にはニューヨークで行われたファッションの祭典METガラでついに初のツーショットを披露してマスコミをにぎわせたものの、その直後に6年間の交際に終止符を打っていたことが発覚しました。

レディー・ガガの2度目の婚約破棄が明らかになったのは、賞レースの真っただ中だった2月のこと。映画「アリー/スター誕生」の演技が絶賛されて各映画賞で主演女優賞にノミネートされていたガガは、グラミー賞授賞式に出席した際に左手薬指に指輪はなく、婚約者でタレントエージェントのクリスチャン・カリーノ氏の姿もなかったことから破局が発覚。同作で共演したブラッドリー・クーパーとの熱愛も浮上し、メディアを大いににぎわせることとなりました。ガガはその後、音響エンジニアのダン・ホートン氏と夏頃からデートする姿が度々目撃されていましたが、わずか3カ月で破局したと伝えられています。

ガガとの熱愛が取りざたされたクーパーも、今夏に事実婚だったパートナーでモデルのイリーナ・シェイクと破局。2人は15年に交際をスタートさせ、17年には長女レア・デ・セーヌちゃんが誕生していますが、4年の交際に終止符を打って円満に共同親権を持つことに合意したと伝えられています。2月に行われたアカデミー賞授賞式ではそろって出席していたものの、すれ違いの生活が続いたことなどが原因で関係が破たんしていったようです。

史上最年少でビリオネアとなったモデルで実業家のカイリー・ジェンナーは、子供の父親であるトラヴィス・スコットと今年10月にパートナー関係を解消。カーダシアン家の末っ子として知られるジェンナーは、昨年2月に第1子となるストーミちゃんを出産し、その後も2人は順調な関係を続けてきたものの9月末に行われたジャスティン・ビーバーとヘイリー・ビーバーの結婚式にスコットが欠席したことから破局が発覚。ジェンナーが2人目の子供を希望したことが原因だと伝えられていますが、互いにまだ若く、仕事も順調であることから別々の道を歩む決断をしたようです。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)