EXILEらが所属のLDHが展開するスクール「EXPG STUDIO」(以下EXPG)とコラボした紙上ダンスレッスン第8回は、ヒップホップダンスには欠かせないステップの1つ「ブルックリン」の後編です。EXPGインストラクターのChangyama(チャンヤマ)氏が、上半身の動きも取り入れながら、さらにかっこよく仕上げます。【取材・構成=大友陽平、撮影=足立雅史】

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BOBBY氏がダンサーに必要なスキルを習得するために考案した「J.S.B.Basic」の中に組み込まれているヒップホップダンスの基本ステップの1つ「ブルックリン」ですが、前回は下半身の動きについて学びました。今回は、上半身の動きも取り入れて、さらにかっこよく踊りましょう。

前回、下半身の動きの中で、常に体の正面は、真ん中の位置にあることが大事と説明しました。上半身も、まずは体の真ん中に的があるようなイメージを持って(上半身1)、軸をずらさないように体をひねりながら、腕を引いて戻す、引いて戻す、を繰り返します(上半身2~8)。

では、早速この上半身の動きに、下半身のステップも合わせてみましょう。両足を閉じた状態から(全身1)、ジャンプしながら両足を開いて、腕を引きます(全身2~3)。開いて着地した時は、両足ともつま先立ちでしたね。そこからまたジャンプして腕、両足を戻したら(全身4)、今度は反対側で同じ動きをして、元に戻すまでが一連の流れです(全身5~8)。

繰り返しますが、両足を開いて、体をひねるような形になるのですが、軸は必ず正面に残して、ずらさないことを意識しましょう。悪い例1のように、正面から軸がずれて体がななめに傾いてしまったり、悪い例2のように、上体が前のめりになってしまわないように、正面を意識しながら反復練習して、かっこいい「ブルックリン」を身につけましょう!

◆Changyama(チャンヤマ)栃木出身。20歳の時に上京し、ダンスチーム「BIGDOGSS(ビッグドッグス)」に所属。EXILE黒木啓司らも同じチームに所属。04年にはEXILEが主演のミュージカル「HEART of GOLD」にも出演。10年から「J.S.B. Underground」にも在籍。EXPGでは17年から横浜校のインストラクターを務め、昨年から東京校に勤務、スクール以外に、保育園や幼稚園などでも指導している。