NMB48貞野遥香(19)は、最後の1期生、白間美瑠(23)の卒業シングル「シダレヤナギ」で2作ぶりに選抜復帰した。

ちょうど違うお仕事で、リアルタイムで知ることができなかったんですけど、家族からのLINEで「おめでとう」って書いてあって、何のことやろう? と思ったら、選抜入り。前作で入れなかった分、本当にうれしかったし、ほっとした気持ちもありました。歌番組に出演させていただけるのは、やっぱり選抜ならでは。ずっとあこがれだったのでうれしかったです。

ポーズを決める貞野遥香(撮影・星名希実)
ポーズを決める貞野遥香(撮影・星名希実)

18歳は初選抜っていううれしさと、選抜落ちっていう苦しさを味わって、ほんまにジェットコースターみたいな心情でした。選抜落ちは、どうやって立ち直ればいいんだろう…って。落ち込んだ時期もあったけど、ファンのみなさんが「次はまた絶対に選抜復帰しようね」とか、私のことをすごく支えてくださった。

下ばっかり向いてたらあかんなって、思わせてくれて、またファンの方と一緒に選抜を目指して頑張るぞ! っていう気持ちになれました。強くなれた気もしますし、その悔しさがあったからこそ、今回の「シダレヤナギ」の選抜がよりうれしかった。そのときはすごい苦しかったけど、今となってはすごくいい経験だったなと思います。

美瑠さんは踊りがうまいだけじゃなくて、全体で表現する。目力といい、表情ももちろんですし、存在感が人一倍あると思います。美瑠さんを見ると「センターってこうでなきゃ」って思わせてくれます。自分ももっと存在感をアピールできるように頑張らないといけないな。まだまだ全然手の届く場所じゃないので、センターっていうのはあれですけど…。でも夢ですね。すごいあこがれです。(取材・構成=星名希実)

◆貞野遥香(さだの・はるか)2002年(平14)6月30日、大阪府生まれ。157センチ。血液型A。愛称「はるちゃん」。