今回は、先日41歳という若さでこの世を去られた総合格闘家の山本“KID”徳郁さんの顔パーツを見ていきたいと思います。彼の顔パーツを一言で表すと…「野心を抱き勝負に明け暮れるハングリー兄貴」です。

山本“KID”徳郁さん
山本“KID”徳郁さん

目鼻口の顔パーツにはそれぞれ下記のような特徴&性質を持っておられます。

◆「野心家でハングリーなトラタイプ」 目の彫りが深く、眉毛と目の位置も近い。そして、黒目が半分くらい上まぶたに隠れていて眼光鋭く見えます。このようなタイプは、野心的でいつでもハングリー。非常に向上心が強く「絶対に成り上がってやる」という野望を抱く人が多いのが特徴です。しかしながら、実はシャイで地味に生きたいという裏側の本心を持っており、実際に成り上がった際には、現実世界で成功をつかむとこんなにも大変な思いをするのか、とギャップに苦しむ相でもあります。自己陶酔の傾向が強く、熱狂的ファンを抱える事にも繫がります。職人気質で芸術職に向いている相です。スポーツ界では裏方の「監督業やコーチ業」には持ってこいの相です。

◆「全体が丸めで穴が大きく目立つ鼻=負けず嫌いタイプ」 金銭をつかさどる鼻というパーツの中で、その穴が大きいとそこから金銭が出入りする事が多いと考えます。そのため、このタイプの方は、浪費家であり、収入も多め、という性質を持ちます。それ故に勝負事では大きな賭けをする事もあり、浮き沈みの多い人生を歩んでいきます。一度ノっていくとその勢いは他の追随を許さない程。ただし、悪いときはとことん悪い流れになってしまう、そんなタイプです。根っからの勝負師の相です。

◆「唇が厚い口=情に厚いアニキタイプ」 唇は厚ければ厚い程、情にも厚いと考えます。上唇は相手への情、下唇は自分への情に厚いのです。両方とも厚いこのタイプは、自分の考えにも自信を持っており頑固ですし、相手への情にも厚いので思いやりや面倒見も良いのです。アニキ的な立ち位置で弟分や妹分をかわいがります。また、その弟分達からも慕われ、リーダーとしてまとめていく資質も持っています。情に厚い分、あきらめが悪かったり、未練がましい一面も強いです。

全体的にまとめると、目と鼻に勝負事への興味関心、積極性が強い相を持っており、目鼻の組み合わせとしてはかなり攻撃的でハングリーなタイプの相と言えます。

目には信者を作れる教祖的な相も併せ持っており、特別な存在として名をはせる相も出ています。また、目には裏方で支える性質も持っており、口には情に厚く後輩をかわいがる性質も持っていますから、スポーツ業界では監督やコーチ等にも向いている相だったと言えます。それだけに、最近では後進の指導にも熱を持って取り組まれていたKIDさんの死は格闘技界にとっても、貴重な存在を失ってしまったと言えるでしょう。

私自身も長年の格闘技ファンであり、KIDさんの死は衝撃的で大変残念な出来事でした。勝つにせよ負けるにせよほぼKOで決まるKIDさんの試合は毎回刺激的でカッコ良かったです。今回の絵には、彼の激しさとカッコ良さをより表現できる様に描いてみました。素晴らしい試合を何度も見せてくれて本当にありがとうございました。ご冥福をお祈り申し上げます。