乃木坂46阪口珠美(19)が、初のアンダーセンターの意気込みを語りました。26枚目シングル「僕は僕を好きになる」(来年1月27日発売)のアンダーメンバーでセンターを務めます。18日から3日間のアンダーライブ開催も発表。「夢だった」という憧れの東京・日本武道館のステージで輝きます。

アンダー楽曲でセンターを務める乃木坂46阪口珠美(撮影・小沢裕)
アンダー楽曲でセンターを務める乃木坂46阪口珠美(撮影・小沢裕)

10月の白石麻衣(28)卒業ライブのリハーサル期間中、グループ全体のグループメールで、今回のアンダーメンバーのフォーメーションが発表されたという。「スマホを見て、1人で大パニックでした。送る人が間違えちゃったのかな? と思いました」と振り返った。

すぐにメンバーたちから祝福された。「同期のみんなは、自分のことのように喜んでくれました。(向井)葉月は『うれしいねー!』って抱きついてきてくれて。梅澤美波も『よかったね! 応援してる』って連絡をくれて、『うめ~、すこー(好き)!』ってスタンプで返しました」と明かした。卒業生の若月佑美(26)からも「おめでとう。楽しみにしているね!」と激励された。

「僕は僕を好きになる」に収録されるアンダー楽曲でセンターを務める。既にミュージックビデオも撮影した。自身初のセンターに「映像を見返してもまだ違和感しかないです。前に人がいなくて、しかも真ん中というのは初めてなので」。不安や恐怖心もあったが「先輩たちに囲まれて、心強かったです。(鈴木)絢音さんとか北野(日奈子)さんとかが、和ませてくれました」と感謝した。

乃木坂にとっても、1年2カ月ぶりのアンダーライブとなる。「やらせていただけるのはとってもありがたいですし、今は無事に開催できることを祈っています」と話した。日本武道館には特別な思い入れがあるという。

「加入前、15年の武道館のアンダーライブを見に行ったんです。人生初の乃木坂のライブでした。アリーナの後ろのほうから見ていて、皆さん本当にキラキラしていて、一気に憧れが強くなりました。その武道館のステージにアンダーライブで立てるのは感慨深いです。あの時は夢を与えてもらったので、今度は届ける側として自分がキラキラをたくさん出したいです」

アンダー楽曲でセンターを務める乃木坂46阪口珠美(撮影・小沢裕)
アンダー楽曲でセンターを務める乃木坂46阪口珠美(撮影・小沢裕)

もともとアンダーメンバーが好きだったという。「当時から、熱い雰囲気が好きでした」。選抜に入らなかったメンバーたちの思いが、特有の熱量を生んでいる。「今回も1人1人の熱い気持ちが強いです。やっぱりアンダーは毎回、最強だな! って思います」と言い切った。

3期生として加入して5年目に突入した。高校も卒業し、遅い時間帯の仕事にも参加できるようになった。「お仕事の幅が広がったのを感じます。遅い時間の番組とかにもどんどん出たいです。『ずこーん!』と勢いを出していきたいです」。独特の擬音を使って、身ぶり手ぶりを交えて意気込みを表現した。

「アンダーセンター、心底うれしいです。不安がないと言えばうそになるけど、今は『やってやるぞ!』という気持ちのほうが大きいです。ファンの方々も喜んでくれると思います。だからこそ、がっかりさせないように勢いづけていきたいです。今はまだ、お仕事でみんなと一緒にいると静かになってしまうので、もっとガツガツいって、存在感を出したいです!」

夢をかなえた19歳の熱風が、乃木坂46に新たな勢いを加える。【取材・構成=横山慧】

◆阪口珠美(さかぐち・たまみ)2001年(平13)11月10日、東京都生まれ。16年9月加入の3期生。愛称「たまちゃん」。昨年5月のシングル「Sing Out!」で初選抜入り。161センチ。血液型A。