日本マクドナルドは、ハワイ州観光局から公認を受けた新商品を期間限定で販売を始めた。異物混入問題などで顧客離れが深刻化する中、今年の新商品第1弾として投入し、販売回復を狙う。

 発売するのは5品目。2通りの製法で加工した豚肉を使用したハンバーガー「ハワイアン

 バーベキューポーク」(390円)や、ハワイの定番料理をイメージした「ロコモコバーガー」(同)のほか、3種類のベリーのソースを使ったパンケーキ(420円)なども用意した。いずれもハワイ州観光局から「本場に負けない味」として公認を得たという。

 日本マクドナルドは、期限切れ鶏肉の使用や、異物混入といった品質問題が相次いで発覚した影響で、既存店売上高が1月まで12カ月連続で前年を下回っている。

 同社は品質管理強化と並行して、新メニューの投入も進めて顧客の信頼を取り戻したい考えだ。担当者は「寒い日が続く中、新商品で南国気分を味わってほしい」とPRしている。