最終盤のステージで懐かしい顔触れが並んだ。松田聖子(53)と近藤真彦(51)、そして黒柳徹子(82)。80年代の超人気番組、TBS系「ザ・ベストテン」をほうふつとさせた。近藤の白組トリを黒柳は「頑張って」と叫んで送り出した。近藤は、代表曲「ギンギラギンにさりげなく」を歌い上げると両手でガッツポーズした。

 大トリは2年連続となる聖子。ピンクと白のレースをあしらったマーメードドレス姿。大ヒット曲「赤いスイートピー」をしっとりと歌い上げた。近藤は歌い終えた聖子に拍手を送っていた。紅組勝利が決定すると、聖子は何度も跳びはねて喜んだ。

 2人は80年にデビューした同期アイドル。前日30日の全体リハーサルで十数年ぶりに再会して談笑した。近藤は再会について「あいさつ程度だよ」と照れくさそうに明かした。

 聖子は歌唱後「緊張しました。ホッとしました。やり切りました」。同期アイドルのトリ対決について聖子は「私たちはすごく懐かしい気持ちでいました。華やかだったと思います」。近藤は「緊張しました」と振り返った。