高校に侵入し制服を盗んだとして、窃盗と建造物侵入の罪に問われた元お笑いコンビ、キングオブコメディの高橋健一被告(45)について、かつて所属していたプロダクション人力舎の芸人仲間たちが語った。

 高橋被告は2日に東京地裁で開かれた公判で、犯行におよんだ背景には中学時代にいじめに遭い女性に劣等感を抱いたことや、母親の自殺、父親の借金などがあり、「そういうものから現実逃避したと思う」と述べた。

 高橋被告の元同僚のお笑いコンビ、アンガールズとおぎやはぎが7日放送のフジテレビ系「バイキング」に出演。矢作兼は高橋被告について「よく知ってますけどね、ちょっと笑いにしづらいエピソードが多い」、田中卓志は「よくご飯とか食べてましたけど、借金の話とかもバンバンでてきて、大変そうだと」と語った。

 小木博明は高橋被告の女性への関心について「女性関係は全く聞かないんですよ。逆に僕はそっちじゃないのかと、(女性を)好きじゃないのかと思っていた」とコメント。田中は「女の子と飲んだっていう話は普通に喋ってました」としたが、山根良顕は高橋被告が「俺なんか彼女はできない」と悲観していたと語った。

 また、小木は高橋被告の制服への執着について「全く気づかない」と語ったが、矢作は「家に行ったことあるやつが『絶対に入っちゃいけない部屋があった』って言ってたもんね」と明かした。

 高橋被告のお笑いの才能を高く評価し、お互いに切磋琢磨してきたという田中は「そういう(性癖)部分は一切見えなくて。お母さん亡くなられたとか、あるか知らないですけど、どんなことがあってもそんな欲求は抑えなきゃこの世じゃ生きていけないんだから、ちゃんとしなきゃいけなかった」と残念がった。