アイドルユニット「黄金時代」が4日、東京・赤坂の東洋レコーディング本社で所属事務所決定会見を行い、同社所属を発表した。

 「黄金時代」は海賊をコンセプトにしたアイドルユニット。現在のメンバーは安田帆花(15)葵あおい(18)柚木れも(19)日向いちかの4人。

 今年6月に開催したラクーアガーデンステージでのデビューイベントでは1000人以上のファンを集めた。その3カ月後、所属事務所が倒産。10月に東京・渋谷で、所属事務所募集の土下座会見を開いた。

 安田はこの日「難破船状態でしたが、いよいよ所属事務所が決定しました!」と元気よく報告した。東洋レコーディングは正式には芸能事務所ではないが、CDプレス自社工場を所有している。佐藤公彦社長は「当社は創立54年を迎え、音、映像は何でも扱う総合商社を目指して頑張ってきました。今回『黄金時代』と一緒に船出をすることで、音楽業界をもっともっと盛り上げていきたい」と話した。

 来年1月末、初ミニアルバムを発売する予定。安田は「これまでイベントでファンからCDはないのかと言われきましたが、やっと出ます」。さらに「タイトルは未定だけど、今までライブで歌ってきた5曲は収録予定です」と続けた。

 葵は「CDを作る会社だから作り放題でしょう。1000万枚くらいはいきたい」と勢いよく話した。

 佐藤社長は「まずは3000枚はいって欲しいですが、まずは工場のラインを忙しくするくらいになって欲しい」と現実的な希望を話した。

 新メンバーも募集する。身長164センチでグループで最も長身の日向は「バランスをとるためにも160センチ以上がいいですね」。詳細は公式ホムページで発表される。

 順調な船出から、いきなり難破船状態に陥った「黄金時代」だが、実は40社以上から声を掛けられていたという。安田は「これからも頑張っていきますので、追いかけてきてください。よろしくお願いします」と話し、腕を胸の前で組む決めポーズで締めくくった。