元パリコレモデルでタレントの林マヤ(58)が、自殺も考えたという転落人生を振り返った。

 林は15日放送のフジテレビ系「バイキング」にVTR出演。自身の栄光と転落の人生を振り返った。

 日本でモデルとして活動を開始するも、個性的なスタイルが受け入れられず「ブス」などと罵倒され続けたことに心が折れそうになり、単身渡英。ロンドンに行く途中に立ち寄ったフランス・パリで有名カメラマンにスカウトされたことがきっかけとなり、後にパリコレの舞台に立つことができたという。

 一躍トップモデルの仲間入りを果たし、プライベートでも86年に結婚。公私ともに幸せの絶頂を味わったが、急激な生活の変化に心のバランスを崩してしまったという。

 当時は「1万円以外は小銭だと思っていた」と林。毎日パーティーを繰り広げて100万円を使うほど派手な生活を送り、気づけば1億円の借金を抱えてしまったという。電気やガス、水道も止められ、「道は自殺しかなかった。この世から逃げてしまいたいと思った」と当時の心境を振り返った。

 2人して車で崖から飛び込もうとして停車していた時、ふとソフトクリームののぼりを見つけ、人生の最期に、と食べたところ、夫の「うまいなぁ」という言葉に「もう一回、やり直そう」と思い至ったのだと涙ながらに語った。

 その後、2人は借金を完済。林は「あの時の失敗があるから今がある」と前向きに語った。