韓国出身の演歌歌手パク・ジュニョン(34)が10日、東京・新宿区の明治安田生命ホールでバースデー記念ライブを行った。昼夜2公演のうち、昼公演では新曲「羽田発」など14曲を約350人のファンに披露した。

 12日で35歳になる。「日本に来て6年。歌手デビューをして5年。これまで、多くのファンやスタッフに支えられて、すごく楽しく幸せに過ごしてきました」と感謝。特に、所属事務所社長でもある山本譲二(67)には「アボジ(父親=山本のこと)がいなければ僕はここにいないし、演歌を歌っていない。出会えて幸運でした」と話した。

 演歌の魅力は「深くて広い文化を持っている。それをこれからも学んで、良い曲を皆さんにお届けしたい」。そして「歌を通じて、日本と韓国の懸け橋になりたい。10年後には日本武道館公演を行いたい」とデビュー当時からの目標も口にした。

 結婚観も語った。日本で暮らしているので出会う女性は日本人ばかり。「結婚をするのなら日本人女性かな。優しいタイプがいいですね。僕が韓国料理を作るから日本料理を作って欲しい」と未来予想図も描いて見せた。

 ただし現在、恋人はいないようだ。誕生日当日は都内でバースデーライブを行う。「その後は、疲れているから家に帰って1人で寝ます」。

 漢字1文字を書いてもらうと、丁寧に「愛」と書いた。「多くの人に愛されて6年たちました。これからも、パク・ジュニョンに愛をください」と呼び掛けた。