弁護士芸人のこたけ正義感(40)が、単独ライブツアー「弁論2026」(11月4日から)で、現役弁護士の単独公演として過去最大規模の1万2000人超を動員する。ピン芸人でもトップクラスの数字。大舞台への意気込みを語った。
「弁論」は裁判や法曹界にまつわるエピソードを笑いに昇華させる、ならではのスタンダップコメディーショー。80席だった第1回公演から約2年、今回の千秋楽会場はそこから100倍の約8000人を収容する東京ガーデンシアター。会場は自ら選んだ。「なんとか『弁論』を大きくしていこうと思っていて、都内で探してちょうど良い場所かなと」と自信大だ。
「弁論」は過去に「袴田事件」「生活保護」を題材とし話題を呼んだ。社会問題を入り口に笑いと理解に昇華させる“二面性”がファンの心をつかむ。気になる今回のテーマは「本当に何も決まってなくて…。これから作ります」と思案中。「解説じゃなくて、自分事として話せるもの」を軸とするが、「お笑いのネタなんで隠してやりたい気持ちはあります」。当日までサプライズ仕様のようだ。
芸風こそ違うが、渡辺直美(38)が2月にピン芸人初の単独東京ドーム公演を開催。こたけ自身も「武道館は1回やりたいです」と青写真を描くが、狙うのはスタンダップコメディーの拡大。「それをやった上で日本でどう流行らせるかとか、その先を何か見つけて実現していきたいです」。
今ツアーの成功を大きな追い風とする。「勉強になるかな?とか期待しないほうが良いかもしれなくて。笑いに行こうと思って来てくれるのがありがたい」と呼びかける。「みんなを大笑いさせるっていうのがざっくりとした方向性です。とにかく大笑いすれば、もう成功なので」。“傍聴席”を笑いの渦へ、爆笑という名の“勝訴”に持ち込む。【望月千草】
◆こたけ正義感(こたけせいぎかん) 1986年(昭61)5月12日、京都府生まれ。香川大法学部を卒業後、立命館大法科大学院を修了。12年に弁護士登録。都内の法律事務所に勤務しながらワタナベコメディスクールに入学し、卒業後の17年からお笑いコンビ「ほどよし」で活動。19年にコンビ解散後は現役弁護士芸人としてピンで活躍中。妻も東大卒の弁護士。



