登場人物の魅力と俳優陣の演技力、考えさせるストーリーで、深読みする視聴者が急増し、話題が沸騰していたTBS系ドラマ「カルテット」(火曜午後10時)が21日、最終回を迎えた。

 最終回では、14日放送の第9話で第1バイオリン奏者の巻真紀(松たか子)が警察に出頭したことで、バラバラになった弦楽四重奏のカルテット「ドーナツホール」の1年後を描いた。真紀が週刊誌に「コロッケデート」などと書かれた記事を見た第2バイオリン奏者の別府司(松田龍平)が、ビオラ奏者の家森諭高(高橋一生)、チェリストの世吹すずめ(満島ひかり)にドーナツホールの解散を提案するなど物語は急展開。そして、すずめが預かったバイオリンを返すために真紀を探そうと提案し、探し当て、軽井沢の別荘に連れて帰るシーンで、高橋が松を後ろからハグした“バックハグ”が、インターネット上で大きな話題となった。

 放送終了後

 <1>お互いを名字で呼び合っていた司と諭高が「司君」「諭高さん」と名前で呼び合うようになったこと

 <2>4人が演奏したコンサートのシーンで客席にいた、キャップをかぶった謎の女性

 <3>結論をハッキリ描かなかったエンディング

について、視聴者の思い思いの感想、反応、疑問の声がインターネット上に飛び交い、議論も始まっている。

 番組公式ツイッターは、放送開始直前に「まもなく最終回!!今日はキャスト・スタッフ一同打ち上げのため、みんなで観ます!皆さんもご一緒にお願いします!」とツイート。ファンに、弦楽四重奏のカルテット「ドーナツホール」を演じた松たか子(39)、満島ひかり(31)、高橋一生(36)、松田龍平(33)らとともに、リアルタイム試聴するよう呼び掛けた。

 ラストで、満島演じるすずめが、笑いながら人気のセリフ「みぞみぞしてきました」と言ったことに対し、喜ぶ声もツイッター上で広がっている。