ジャニーズの人気グループKAT-TUNの元メンバーでミュージシャンの田中聖(31)が、先月24日に大麻所持で逮捕された。芸能界にも波紋が広がった1週間だった。

 KAT-TUNのメンバーである亀梨和也(31)は5月27日、映画「美しい星」の舞台あいさつ後に、「応援してくださっている方に対して僕自身、心苦しい。KAT-TUNというグループを向かうべきところへ向かわせなければいけない」とコメント。言い訳せずに前向きな姿勢を見せた。28日放送の日本テレビ系「シューイチ」では、同じくメンバーの中丸雄一(33)は、「元々はそういうヤツじゃなかった」「ただただ残念でしょうがない」と、元メンバーの今後を心配した。

 お笑いコンビ、ダウンタウンの松本人志(53)は、この件について28日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で、「大麻はかっこ悪いし、古い」と断罪。薬物取締法違反でさまざまな有名人が捕まっているなか、「お笑い芸人がホントにやらないということがちゃんと立証できてるような気がする。我々はそういことをやらなくてもラリれるんでね」とコメントし、物議を呼んでいる。

 また、昨年7月21日に放送されたロンドンブーツ1号2号の田村淳(43)がMCを務めるBSスカパー!「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」の企画で、田中容疑者に抜き打ちの薬物検査を実施し、陰性の結果が出ていたことから、同番組に“ヤラセ”疑惑が浮上した。しかし、田村は30日にツイッターを更新し、「番組ではその様なことはないし、(検査をした)雨宮先生にも失礼だし、検査キットにも失礼な話だ」と、疑惑をキッパリ否定した。

 なお、田中容疑者がボーカルを務めるロックバンド「INKT(インク)」も、活動休止を発表している。