米女優ダイアン・レイン(52)の主演映画「ボンジュール、アン」(7月公開)のプレミア試写会が6日、都内で行われた。

 「アウトサイダー」など、フランシス・フォード・コッポラ監督の作品で一世を風靡(ふうび)したレインの新作は、そのコッポラ監督夫人のエレノアさん(81)が初めて長編劇映画のメガホンを取った異色作品。巨匠の妻として、家庭を守ってきた彼女が、自ら生きがいを見つけた実話をもとにしたストーリーで、レインはくしくも恩人コッポラ監督の「妻役」を演じることになった。

 エレノア監督は「ダイアンはフランシスの作品に出ているころから良く知っているし、この役を快諾してくれたときはホントにうれしかった」と振り返った。

 レインも「エレノアの体験とともに実際にフランスを旅しているような気になれる作品です。出てくる食べ物のおいしさも感じてもらえると思います」と撮影を楽しんだ様子だ。

 15年ぶりの来日については「若い頃からとっても縁を感じます。歳を重ねて来ることができて、まさに人生の四季を日本で味わった気がします」と笑顔を見せた。