俳優船越英一郎(56)から離婚調停を申請されていたタレント松居一代(60)は6日、日刊スポーツの取材に「未練はまったくない」と明かした。ただ、全面的な謝罪を要求し、離婚裁判では最高裁まで争う姿勢を示した。

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 今回はメールでの取材で、松居一代は「電話には出られない」と言い、船越に対する闘争姿勢のみを回答した。

 昔から逆境になるほど燃えるタイプだった。97年に自宅マンションの天井が崩れ落ちた際は、大手ゼネコンとの約4カ月のやりとりをビデオに残すなどし、改修工事と約1700万円の見舞金を獲得した。

 無鉄砲にも見えるが、実はしたたかで、船越と戦いにも、さまざまな準備をしていた節が見える。ブログ、動画での暴露が裁判で不利になる見方もあるが、資産家の松居にとっては、目的は慰謝料ではなく、船越を追い込んで謝らせることのみ。そのために、タレント生命を捨てる覚悟も感じる。

 愛深きゆえに憎しみも大きい…。船越も、松居の性格を知り尽くしているだけに、悩ましいところだろう。【柳田通斉】