TBS系日曜劇場「ごめん、愛してる」(日曜午後9時)の9日初回の平均視聴率が9・8%(関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 同ドラマは、2004年に韓国KBSテレビで制作され、「冬のソナタ」をしのぐ29・2%の最高視聴率を記録、韓国ドラマ界の各賞を総なめにした作品のリメイク版。2つの三角関係が交差する切ない恋愛ドラマだ。TOKIO長瀬智也(38)が、19年ぶりに純粋なラブストーリーに挑戦する。長瀬が出会う運命の女性を演じるのは、連ドラのヒロイン初挑戦となる吉岡里帆(24)。前クールの「小さな巨人」も好調で、高視聴率が見込める日曜劇場枠。同枠では珍しい純愛ドラマが、どれだけ視聴者に支持されるのか、注目だ。

 初回は、幼いころ母親に捨てられ不遇な環境で過ごしてきた岡崎律(長瀬智也)。底辺で生きる彼の居場所はもはや裏社会にしかなかった。ある日、律は事件に巻き込まれ致命的なけがを負う。せめて最期に親孝行がしたいと実母・日向麗子(大竹しのぶ)を探し当てるが、律が目にしたのは、自分を捨てたと思っていた母親が息子のサトル(坂口健太郎)に愛情を注ぐ姿。幸せそうなその様子に愕然とした律は、母親への思慕と憎しみに葛藤する。そんな時、律は以前、助けた凜華(吉岡里帆)と再会するが、凜華は幼馴染みであるサトルに思いを寄せていた、という内容だった。