武井咲(23)主演のテレビ朝日系連続ドラマ「黒革の手帖」(木曜午後9時)の3日第3話の平均視聴率が10・9%(関東地区)だったことが4日、ビデオリサーチの調べでわかった。初回は11・7%、前週は12・3%とスタートから2桁をキープしている。

 同ドラマは、松本清張作品の中でも人気が高く、これまで何度もドラマ化され、山本陽子(75)大谷直子(67)浅野ゆう子(56)米倉涼子(41)ら人気女優が主演してきた作品。武井は、銀行で横領した1億8000万円や借名口座リストを利用して銀座に自分のクラブをオープンさせ、夜の世界でのし上がっていく悪女、原口元子を演じる。

 第3話は、元子(武井咲)が巡らせた策により、波子(仲里依紗)の新店オープンの話が頓挫。怒りを露わにする波子は、元子が東林銀行で何をしたのか、当時の次長・村井(滝藤賢一)から聞き出そうとする。一方、元子は楢林クリニックを辞めた市子(高畑淳子)に、銀座にエステサロンを出店させようと焚き付ける。元子に心を許し始める市子だったが…。ある日、「カルネ」に村井が来店する。元子の横領事件をきっかけに大きく人生が変わってしまった村井は、元子を逆恨みしていて…という内容だった。