元キングオブコメディの今野浩喜(38)が、俳優業に対する思いを語った。

 元相方の不祥事でコンビ解散後は俳優業に軸足を置き、個性派俳優としての地位を確立している今野。現在放送中のフジテレビ系火曜ドラマ「僕たちがやりました」では、主演の窪田正孝演じる高校生の増渕トビオらと遊び仲間のOB、パイセンこと小坂秀郎役を好演している。

 今野は15日放送の同局系「めざましテレビ」にVTR出演し、「人見知りですから、役者業をやっていると台本上で会話ができる。自分のまんま話すのが、恥ずかしくてしょうがない。誰が(自分に)興味あるんだ、っていうのがずっとある」という劣等感が、他者を演じる俳優業にのめり込む原動力になっていると語った。

 「俳優業の下積みがない」と語る今野だが、コンビ時代は「キングオブコント2010」で優勝するなど実力派のコント芸人として知られた。「コントをやっていて(演技の)下積みにはなってますよね、多分。場数がお笑いやってる人の方が絶対に多い」と自信をうかがわせた。