歌手冠二郎(73)が25日、都内で第27回バーベキューパーティーの取材会にみなこ夫人(42)を伴って出席した。

 16年3月、歯科衛生士だったみなこさんと結婚。昨年8月の同パーティー以来1年ぶりの2ショットを披露し、現在でもアツアツぶりを見せつけた。「料理がうまいので胃袋をつかまれました」と口火を切ると、「寝るのも、お風呂も一緒。買い物に行くのも一緒で、必ず手をつないでいる。これが重要なんです」と話した。「先日寝ていてふと気が付くと顔の横に手があって。指でたどっていってキスしたら自分の手でした。しびれていて気が付かなかったんです」とエピソードを披露し、「すみません、幸せでごめんなさい!」と笑顔で頭を下げた。

 芸能界の不倫ブームについては「我々はお互い前世からの運命で知り合ったと思っています。この世界にこの人しかいないと思っているので」とどこ吹く風。みなこさんも「私も添い遂げようと思っています」と宣言した。しかし、冠が「絶対とは言い切れないけど」と話すとみなこさんは表情を一変させ「えっ!?」と詰め寄った。

 そんなみなこさんは取材陣から冠の直して欲しいところを聞かれると「洗濯物をクローゼットにしまってしまうんです。下着も。遠慮しないでパンツも出してください」と訴えた。冠は「1人暮らしが長かったからね~! これからはお願いします」と頭を下げた。

 同パーティーは91年にスタート。この年初紅白歌合戦に出場したことから験を担いで開催を続けた。92年には会場が火事になったが、2年連続の紅白歌合戦出場も果たした。「パーティーで『炎』を歌った翌日、会場が火事になって。自分も燃えたけど、会場も燃えて、みんなも燃えた」。以来今回で27回目となるが、歌手生活50周年となる今年で区切りをつけることも明かした。

 昨年、師匠で作詞家の三浦康照さんが亡くなった。「先生が亡くなってやめようと思ったが、スタッフが『もう1年やりましょう』と言ってくれた。今年は50周年で区切りになるので、けじめとしてこれを最後にしたい」と話した。集まった取材陣の前で今年3月に発売した「ふたりの止まり木」を歌った。同曲は2000年3月に発売した曲だが、三浦さんの意向をくんで最新歌唱の新たなイメージ再録音し、ロングヒットを記録している。

 またこの日、冠二郎歌手50周年記念カラオケ大会と記念コンサートを11月13日、都内で開催することも発表した。