歌手西川貴教(47)が20日、都内で米仏合作映画「スクランブル」(22日公開)公開直前イベントに出席した。

 西川は同作のイメージソング「BIRI×BIRI」の作詞にも携わり、ボーカルとしてはAAAのShuta Sueyoshiとコラボレーションしている。今年5月、T.M.Revolution(TMR)デビュー20周年を終えTMRから西川貴教名義として活動を始めた。「ボーカリストとしての可能性を探るプロジェクトとして展開していきたい」といい、「映画も米仏合作のコラボだったので楽曲もコラボにした」と話した。「10年やっているボーカルにディレクションするのは緊張したけど楽しかった」。Shutaとの出会いは同じイベントだったという。「マネジャーなしで1人で僕の楽屋にファンですとあいさつにきてくれた。受け止めてくれる側が発信する側になって活躍してくれるのはうれしい」とほほ笑んだ。

 イナズマロックフェス2017の17日公演が台風18号の影響で中止になった。「来年10周年なので、キャリーオーバーということで」。昨年も中断となっており、時期的な問題を聞かれた西川は「シルバーウイークに家族で楽しんで欲しいので」とこだわりを口にした。

 8月末に亡くなった母について、「たくさんの方から励ましの言葉をいただきました。しんみりするのではなく、みんなと楽しんでいる姿を見せるのが供養だと思う」と話した。19日は誕生日だったが、テレビ番組の特番収録だったという。「楽屋に小さなケーキがあって期待したけど、1人寂しく家でロケ弁を食べました」。恋人の存在を聞かれると「だれかいないですか」と取材陣にいい、「母親に報告してあげたかった」と悔しがった。

 イベントにはお笑いコンビのカミナリも参加し、この日のために用意した漫才を披露した。カミナリはTMRベスト盤のウェブCMに起用されたが、「これが全くバズらなかった。手をつけるのが早すぎましたね」とほほ笑んだ。

 同作を「米仏合作でアクションだけでなくクライムサスペンスあり、名車あり、ヨーロッパの美しい景色ありといろんな要素を楽しめる作品」と話し、「映画とのコラボレーションもやらせていただき本当に楽しかった。ぜひ、楽曲の勢いそのままに映画も楽しんでください」とアピールした。