故川島なお美さんの遺志を継いだ夫でパティシエの鎧塚俊彦氏(51)らによる「川島なお美動物愛護基金」の設立記者会見が29日、都内で行われた。

 20年までに犬や猫の殺処分ゼロを目指すというもの。鎧塚氏は「女房から生前『私に何かあったときは残したもので動物愛護の応援をしてほしい』という言葉をもらっていました」と明かし、「女房が非常に大切にしていたワイン22本をチャリティーオークションに出させていただきました。300万円以上の落札金額があり、少し足して500万円を元に、『川島なお美動物愛護基金』を作りました。殺処分ゼロを目指すあらゆる活動のお手伝いをしていきたいです」と、経緯と展望を語った。

 また「第1回エンジン01動物愛護賞」の授賞式が同時に行われ、浅田美代子(61)が代表を務める動物愛護団体「Tier LOVE」が、グランプリにあたる川島なお美賞を受賞した。

 「エンジン01 動物愛護員会」は、川島さんが提唱した「飼いとげよう」を合言葉に、犬や猫などの虐待や遺棄、殺処分をなくすための活動を行う団体。湯川れい子氏が代表を務め、布袋寅泰など多数の著名人が参加している。

 会見には「エンジン01-」のメンバーである倍賞千恵子(76)や小六礼次郎氏らが参加した。