元ＳＭＡＰ香取慎吾（４０）が３日、インターネットテレビ局Ａｂｅｍａ（アベマ）ＴＶの番組「７２時間ホンネテレビ」（１１月２～５日）の中で、ファンサイト「新しい地図」に身を置きつつも、稲垣吾郎（４３）、草なぎ剛（４３）とはグループを組まず、今後は個々人で活動していく考えを明らかにした。

　３人は、１６年大みそかのＳＭＡＰ解散時に集まって“最後の晩餐”をした焼き肉店「炭火焼き肉　Ａｎ」で、同店をプロデュースする堺正章（７１）と会食した。その中で堺から今後の方向性、活動形態について「全く個々としてやる？」と聞かれた。

　香取は「個々は個々だと思います。『新しい地図』というファンサイトは一緒なんですけど、そこは個人個人。グループ名じゃない」と断言した。その上で「気持ちが同じだったというか…個人個人、話し合ってみた時に、こういうのをやりたいというのが一緒だったので」と、ジャニーズ事務所を退所し、稲垣と草なぎと再出発をともにした理由を語った。

　稲垣は「帰る場所がないのは、みんな感じたこと。それでも前に進むことを、ポジティブに考えた。胸にポッカリ穴が空いたのは０じゃない。不安も、もちろん…そちらの方が大きい。いろいろなことが、ありすぎた人たちですので」と、ジャニーズ事務所を退所した不安があることを否定しなかった。

　草なぎは「慎吾が言ったのと、ほとんど同じ考え。そういった意味で、今回は第一歩。７２時間のうちで気持ちが変わることもあると思う。番組の歌を作った…それがオープニングに流れた時に、自分の中に新しい３人の地図じゃないですけど…グループじゃないですけど、３人で１つの楽曲を歌う中で、気持ちの変化があった」と語った。その上で「番組にかけている思いもあるし、楽しめている自分がいるのは事実。『新しい地図』を立ち上げ、大事にして真っ白な地図に自分が楽しいと思えることをみんなで塗って作っていけたら」と意気込んだ。