BS朝日は16日午後11時30分から「CNNフォーカス『トランプVSコメディアン』」前編を放送する。

 今年、アメリカの深夜番組は人気コメディアンが毒舌トークでトランプ大統領をからかうネタが流行になった。中でもトランプ氏自身はもちろん、ホワイトハウスの側近たちのものまねは抱腹絶倒。番組では全米のTV各局が競う深夜番組のハイライトを届ける。プロデューサーや出演者の制作秘話も披露。忖度なしの政治風刺の真髄を満喫できる30分×2回。後編は23日に放送する。

 

 番組MCの杉山セリナのコメント

 アメリカの深夜トーク番組は各局とも夜11時台に横並びで、司会のコメディアンが一斉に大統領を批判するというのは、日本では見られないものだと思います。

 特に司会者ジョン・オリバーさんをはじめとしたアメリカのコメディ番組はニュースの知識も豊富で面白いだけではなく、とても勉強にもなるという印象を受けました。

 こうした番組は長いものでは60年以上も歴史があるとの事で驚きました。トランプ大統領が就任してからは、彼が絶えずツイッターをするため、番組スタッフは新しい情報を入れようとギリギリまで内容を練っていてとても大変そうでした。

 また、トランプ大統領のものまねをするコメディアンが何人もいて、活気があるのも“トランプ効果”の一つです。こうしたものまねに対してトランプ大統領はツイッターで「見るに堪えない」と批判していますが、メイクも上手で、ものすごくクオリティは高いと思いました。

 特に、ジミー・ファローさんが、トランプ大統領の目の前で本人のものまねをした回は印象的でした。日本で言うと、安倍総理の前で同じことをするということなので、なかなかすごい映像だと思います。

番組の中にはジョークを通り越して、本心から反トランプを明確にする司会者も出てきたりなどの様子が伺えて、番組の傾向も変わってきています。