16年5月から充電期間に入り、グループとしての活動を休止していたKAT-TUNが、今日元日から再始動する。メンバー3人が31日、日刊スポーツなどの取材に応じた。4月の東京ドーム公演開催や、新曲の発表も決まった。

 再始動が決まった経緯を亀梨和也(31)は「今年に入って、それぞれメンバーと食事などに行く中で、意識していくようになりました。具体的な準備が進んでいったのは、10月ごろからです」と明かした。上田竜也(34)は「ソロで活動していく中で、やっぱり自分の居場所はKAT-TUNなんだなと再確認しました」。中丸雄一(34)は「やっぱりKAT-TUNで幸せなことをさせてもらっていたんだなと感じました」と話した。

 再始動後初の新曲「Ask Yourself」(発売日未定)は、亀梨が主演するフジテレビ系連続ドラマ「FINAL CUT」(9日スタート、火曜午後9時)の主題歌に決まった。ステージにも立つ。4月20日から3日間、東京ドーム公演を行う。亀梨は「ワクワクします。12年間のKAT-TUNをお見せして、新たな側面も見つけていきたい」。上田も「すごく楽しみ。全力で臨みたい」と意気込んだ。

 06年にデビュー。ミリオンヒットや東京ドーム8日間連続公演を達成するなど順風満帆だったが、赤西仁(33)田中聖(32)田口淳之介(32)の3人が相次いで脱退。亀梨が「グループを続けていくため、1度バランスをとった」という1年8カ月の充電期間を経て3人組として再始動する。中丸は「今までメンバーが抜けるたび、心理的に穴埋め作業に追われていた部分があった。充電期間を通じて心穏やかになりました。ここからは皆さんと一緒に楽しんで活動していきたい」。上田は「3人で生きていこう、という気持ちになりました」と言葉に力を込めた。【横山慧】