人気アニメシリーズ「プリキュア」が15周年を迎えたことを記念した「プリキュア感謝祭上映会 vol.1」が4日、東京・渋谷TOEIで行われた。

 この日は、2004年(平16)2月1日にテレビ朝日系で放送がスタートした初代「ふたりはプリキュア」からキュアブラックこと美墨なぎさ役の本名陽子とキュアホワイトこと雪城ほのか役のゆかな、06年に同系で放送された「ふたりはプリキュア Splash☆Star」からキュアブルームこと日向咲役の樹元オリエとキュアイーグレットこと美翔舞役の榎本温子の4声優が登壇。05年4月公開の映画第1弾「映画ふたりはプリキュア MaxHeart」、同12月公開の第2弾「映画ふたりはプリキュア MaxHeart2 雪空のともだち」、06年12月公開の第3弾「映画ふたりはプリキュア Splash☆Star チクタク危機一髪!」が上映された

 本名はプリキュア15周年の感想を聞かれ「私たちの映画を鑑賞する日が来るなんて、想像だにしなかった。最初、1本立てで私たちの映画が始まって、15周年を迎えるのが奇跡で…本当に感無量。目の前のことを一生懸命やっていると、いいことって起きるんだな」と言い、涙した。

 そして2歳の娘が「今日のことを知ってか知らずか、なぜか今日やる3本をずっと家で予習していました。今日、会場にはいないんですけど、今日まで何十回も見ていまして」と、この日、上映された3本を最近よく見ていると明かし「本当にうれしくて。私自身、今日をスタートに頑張りたい気持ちでいっぱい」と母の顔をのぞかせた。

 ゆかなは「15年前から応援してくださるのが分かる方(ファン)がいらっしゃるし、今日のメイクさんも中学生くらいの時に(プリキュアを)見ていらした方」と、会場のファンに語りかけた。そして「始まった時は、こんなに続くとは誰も思っておらず、次があるのかどうかも1番、分かっていなかったのは初代(の自分たち2人)だと思うし、次があればいいなというのも、我々が1番思っていたと思う。15周年で、いろいろ形になる大ごと感を1番、戸惑いつつ、そして1番驚き、しんみり何度もかみしめるくらい喜んでいるのも初代の私たち」とシリーズ15周年の喜びをかみしめた。

 この日は「ふたりはプリキュア」「-Max Heart」(05年)シリーズディレクターの西尾大介監督、「ふたりはプリキュアSplash☆Star」シリーズディレクターの小村敏明監督、さらにプリキュアの“お父さん”鷲尾天シリーズプロデューサーも登壇した。