11日に放送されたテレビ朝日「特捜9」(午後9時)初回拡大スペシャルの平均視聴率が16・0%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 渡瀬恒彦さん(享年72)が主演したテレビ朝日系連続ドラマ「警視庁捜査一課9係」シリーズが、新たに「特捜9(とくそうナイン)」として生まれ変わり、寺尾聰演じる謎多き班長宗方朔太郎の元、「9係」にも出演していたV6井ノ原快彦が主演を務め、羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正が演じた旧「9係」メンバーが再結集した設定で始まった。

 第1話は、初動捜査から送検まで一手に行う「特別捜査班」が立ち上げられたが、メンバーは浅輪直樹(井ノ原快彦)と班長の宗方朔太郎(寺尾聰)の2人。メンバーを集めるが、志保(羽田美智子)には断られるなど苦戦。そんな中、東中野署の村瀬(津田寛治)から「特捜班」への出動要請が入る。縄文土器の発掘現場で美穂(実咲凜音)という大学講師の遺体が発見され、警視庁捜査一課は服毒自殺と判断したが、村瀬はその判断に納得していなかった、という内容だった。