過去のセクハラ疑惑を報じられ、出演予定だったフジテレビ系新報道番組「プライムニュース イブニング」を降板した元NHKのフリーアナ登坂淳一(46)が15日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)で民放初出演を果たした。セクハラ騒動について初めてテレビで話した。

 上品な顔立ちから「NHKの麿(まろ)」と呼ばれただけに、冒頭で松本人志(54)から「麿って呼んでもいいですか? それとも“下り坂”さん?」と突っ込まれ苦笑。セクハラ報道については「ある人にセクハラ行為をしてしまった」と認めて謝罪、当時相手と和解したことも明かした。降板については「新番組に傷を付けることになるので、良くないと思って(降板した)」と説明した。

 離婚していたことも明らかになった。東野幸治の問いに「(離婚は)1年前です」と認めた。今回の騒動とは「全く関係ないです」とした。番組終盤では「高校生の自分に伝えたいこと」を聞かれて「(NHKで)頑張りすぎなくていいぞ、って(伝えたい)」と話して爆笑をさらうなど、番組が進むにつれ表情がほぐれていった。

 今年1月、NHKを退局しフリーに。同月、NHK札幌放送局時代のセクハラ騒動を報じられた。今後については「どんなジャンルにも挑戦しようと思っています」と前向きに意気込んだ。そして「人の話をよく聞くMC」を目指すと意欲を見せ、フリーアナとしての出直しを誓った。