女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)2日放送第27話の平均視聴率が20・9%、3日放送第28話が17・9%、4日放送第29話が18・3%、5日放送第30話が18・0%(ともに関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高視聴率は初回放送の21・8%。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、漫画家を目指したい鈴愛(永野芽郁)だったが東京行きは破談に。鈴愛は、なんとか自分の夢をつなぎとめようと秋風の事務所に10分おきに電話をかけ続ける。たまたま電話をとった秋風は、鈴愛の「私を見捨てないで下さい」と電話口での願いに一肌脱ぐことに。数日後、楡野家に東京からマネジャーの菱本が訪れ、歓迎ムード漂う楡野家の面々だったが、晴(松雪泰子)ひとりだけは何も口をきかず時間がすぎた。その晩、互いに1歩も譲らない鈴愛と晴だったが、鈴愛の漫画家になる思いの強さ晴は知り、東京行きを認めた。しかし、晴にとっては小さい子供のころからの記憶があり、大きくなり独り立ちしていく鈴愛への複雑な思いが入り交じり涙した。

 そして鈴愛の東京行きが家族会議で決まり、農協に内定を辞退しに行こうとする楡野一家。しかし鈴愛は農協に行ってもいいと口に。晴は「鈴愛の夢は母ちゃんの夢。鈴愛が夢を持つのはうれしい」と話し、鈴愛も納得し正式に東京行きの承諾を得た。そして律のセンター試験を翌日に控え鈴愛は律の家を訪れ、わざわざ手に入れた北野天満宮の合格祈願のお守りを手渡した。しかし、鈴愛が律の受験票を間違って持って帰ってしまい、迎えた受験当日に律が取りに行こうとしたが、会えずに大あわて。鈴愛も東京へ下見に行く途中に気づき青ざめる、という内容だった。