女優吉田羊(年齢非公表)が12日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで、放送作家鈴木おさむ氏の初監督作品で、単独初主演となる映画「ラブ×ドック」の公開記念舞台あいさつに出席した。

 吉田は、恋に悩めるアラフォーパティシエ、剛田飛鳥を演じる。「吉田羊主演というファンタジーをかなえてくださった、出演者とスタッフの皆さんに感謝します」と笑顔であいさつした。

 劇中で3人の男性キャストとキスをすることから、理想のキスシーンについて聞かれると「髪形を変えたとき、『切ったんだね』言われながら(頭を)引き寄せられて、髪にキスをされたい」と告白。「口以外にしてくれると、私を構成する全てのパーツを愛してくれているんだなと思ってしまいます」と熱っぽく語った。

 森三中の大島美幸を妻に持つ鈴木おさむ監督(46)は、「自分が60歳、奥さんが50歳くらいになったときに、渋谷のスクランブル交差点ですれ違いざまにキスしたい」と理想を語った。大久保佳代子(47)から「嫁の顔が浮かぶからな~。小太りの夫婦が」と苦い顔をされると、「いいんですよ、笑って下さい」とすがすがしく笑った。

 イベントでは、この日47歳の誕生日を迎えた大久保にサプライズバースデーケーキが贈られた。吉田はケーキの生クリームを指ですくって大久保の頬に付けると、生クリーム越しにキスをするという映画のワンシーンを再現した。吉田からのまさかのキスに、大久保は「なんで男性陣がこんなにいるのに、羊さんなの!?」と不満をあらわにして笑わせた。

 舞台あいさつには、野村周平(24)玉木宏(38)広末涼子(37)成田凌(24)篠原篤(35)唐田えりか(20)も出席した。

 人生の節目で恋愛に走り、失敗を重ねてきたアラフォーパティシエが、恋愛クリニック「ラブドック」に出会うことで、恋の軌道修正を目指す物語。