美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(73)が、パワーハラスメント行為が発覚して指導陣が辞任した女子アイスホッケーチーム御影グレッズ(北海道清水町)のスポンサーになると宣言した。

 御影グレッズは平昌(ピョンチャン)オリンピック代表選手も所属するチーム。男性コーチによる高校生へのパワーハラスメント行為があったとして、このコーチや監督ら指導陣5人が辞任し、選手22人のうち13人が退部を申し出た。

 高須氏は30日夜、ツイッターで「スポンサーが降りてしまい。御影グレッグチームの存続の危機だって。『僕がスポンサーやるから心配するな』と連絡なう」とチーム側に申し出たことを明かし、その後更新したブログで「存続の危機にある北海道の女子アイスホッケーチーム関係者から救援要請のメールがきた」と報告した。

 「選手が気の毒だ」と高須氏。「すぐに救援要請に答え『今から僕がスポンサーだ。心配するな』とチーム関係者に電話した。選手諸君頑張りたまえ。かっちゃんがついてるからね」とつづった。さらに31日には「降りたスポンサーがスポンサーのロゴつきのユニホームの使用を止めてくれと言ってきたって 高須クリニックのロゴ入りのユニホーム発注なう」と、さっそく行動に出たことを報告した。

 高須氏は自身が気に入ったものに対して積極的に資金援助することで知られており、16年にはリオ五輪に出場していたサッカー男子のナイジェリア代表が金銭的な窮状により準々決勝をボイコットする可能性があると報じられた際、「本当に気の毒だ。僕がサポーターとして全部金銭的な面倒みるから頑張ってほしい。メダルとったらさらにボーナスだす」と支援を申し出、現金2000万円を寄付したことでも話題となった。