ジャニーズJr.京本大我(23)が5日、東京・よみうり大手町ホールで初主演舞台「Punk Fantasy『BOSS CAT』」(6~8日=同所、19~22日=大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)の公開稽古を行い、取材に応じた。

 童話「長靴をはいた猫」をモチーフにしたオリジナル作品。父親の残した財産として猫を受け取った3兄弟の次男と、次男を利用しながら上流階級をのし上がっていく猫の物語。

 金髪にショッキングピンクのスーツという奇抜ないでたちで登場した京本は、「スタイリッシュで、パンクな感じです」と笑顔を見せた。猫を演じ、青い目を表現するため目元にはラインストーンを施した。「カラコンはやったことがなくて怖かった。客席からだと、青く見えると思います」とこだわりを語った。

 舞台への出演経験は多いが、今作が初主演。「いまだに自覚はないです。プレッシャーは感じますが、苦しみながらも楽しんで、千秋楽まで突っ走りたい」と意気込んだ。父親で俳優の京本政樹(59)は忙しく、まだ連絡出来ていないという。「最近はダメ出しをもらうこともなくなってきた。自分で作り上げてきたものなので、早く見てもらいたい」と自信を見せる一方、「客席にいたらプレッシャー。セリフが飛んじゃうので、後ろの端で見て欲しい」と息子らしく願っていた。

 共演のジャニーズJr.高田翔(24)は、今作で「使用人」と「姫」と「うさぎ」の3役を演じる。姫を演じる場面では女装に挑戦しており、京本は「向かい合っていることが多いので、(笑いを)耐えるのに必死」と高田の姫姿を直視出来ないでいるという。当の高田は「すね毛を剃って、美白クリームを塗りました。女子力上げてます」と仕上がりに自信満々。高田の女装について聞かれた京本は「国によっては美人枠。でも、僕のタイプではないですね」と冷静に回答して笑いを誘った。

 中山祐一郎(47)細見大輔(44)平野潤也(30)も出席した。