女優池田エライザ(22)が主演する映画「ルームロンダリング」(片桐健滋監督)の公開初日舞台あいさつが7日、東京・江東区のユナイテッドシネマ豊洲で行われた。

 事故物件の部屋に住み、その履歴を帳消しにするルームロンダリングの仕事をしている女性(池田)が、幽霊たちに振り回されるコメディー。事故物件を紹介する不動産店の叔父役をオダギリジョー(42)が務める。

 オダギリは池田の印象について「暗い」と言う。「芝居をしていても暗いんです」としながら、「面白い環境で育っていて、俳優に必要な感性が備わっている。幅の広い女優です」と褒めちぎった。

 これを聞いていた池田は「言わされてますよね。台本に書いてあった」と暴露をしながら苦笑い。伊藤健太郎(21)もこの流れに乗って、池田のことを「これまで元気な役や、天真らんまんな役を見てきたけど、実際にお会いしたら暗い…。いい意味ですけど」と続けて盛り上げた。

 最後に、池田が「ルームロンダリング」が、動画配信サービス「TSUTAYA TV」でテレビドラマ化することを発表。放送日などは未定だが「映画は今日から公開されて、作品が皆さんのものになる。少し寂しいなと思ったが、ドラマ化がある。『ルームロンダリング』をお届けできるのが幸せで、もっともっと、恩返しをしていきたい」と、作品にかける意気込みを語った。

 ほかに渋川清彦、TKO木下隆行と片桐監督も登壇した。