元衆議院議員の上西小百合氏(35)が、西日本豪雨で被害が迫る中、宴会を開いていた安倍晋三首相や自民党議員らについて「国民が大変な時にも寄り添えない心の冷たい人たち」と厳しく批判した。

 5日夜に東京・赤坂の衆院議員宿舎で開かれた「赤坂自民亭」と呼ばれる懇親会には、安倍首相をはじめ、竹下亘総務会長や、多数の死者が出た広島選出の岸田文雄政調会長、翌6日に死刑執行を控えた上川陽子法相も参加。ツイッターにアップされた画像には、数時間後、自衛隊に災害派遣が要請された小野寺五典防衛相が笑顔で首相を囲む姿もあった。

 上西氏は10日、ツイッターで「赤坂自民亭。中止を決断できなかったのは最悪。衆院議員宿舎が国会議事堂の近くにあるのは、緊急時に議員がすぐ駆けつけられるようにするためなのに。飲み会したって、総理に記念撮影を頼んで、地元で支持者に“私は総理と話ができます”って言うための素材を集めるだけやん。緊急時にすることじゃない」と厳しく批判。「国民が大変な時にも寄り添えない心の冷たい人たち。議員は困ってる人を助けるのが仕事。自分のことしか考えられない思いやりと正義感ない人は向いてない」と切り捨てた。