生駒里奈(22)が5月に乃木坂46を卒業してから2カ月が経過した。このほど日刊スポーツのインタビューに応じた。明日16日まで上演中の主演舞台「魔法先生ネギま!~お子ちゃま先生は修行中!~」(アイア2・5シアタートーキョー)など、次々と新たな仕事に挑戦している。「元乃木坂46」としての責任を感じながら、既にトップスピードでソロのキャリアをスタートしている。

 卒業前後、生駒には多くの仕事のオファーが舞い込んだ。19日深夜スタートの日本テレビ系eスポーツ専門番組「eGG」でMCを務めるほか、23日開始のAbemaTVとメ~テレの連続ドラマ「星屑リベンジャーズ」にもレギュラー出演。アニメ「邪神ちゃんドロップキック」(TOKYO MXなど)では8月放送の第6話に出演する。

 「こんなに忙しくなるとは、意外や意外、でした。ありがたいです」

 5月6日に乃木坂46を卒業後、数日は休みがあったが「本当に何もしなかったです。家でずっとユーチューブ見ていました」と笑う。つかの間の休息を終えると、多忙な日々がまた始まった。「魔法先生ネギま!」では、AKB48グループの若手メンバーらと共演。「女子校みたいな感じで、ワイワイガヤガヤやっています」。稽古後にキャストを誘ってご飯を食べに行くことも多く、頼れる「座長」ぶりを見せている。

 舞台稽古のため、今月6日から3日間開催された乃木坂46のライブを見ることはできなかった。メンバーの星野みなみ(20)からは「リハーサルに生駒ちゃんがいないと不思議」などと連絡をもらった。「ライブに行けないのは残念でしたけど、お互い忙しくしているほうが楽しいし、『頑張っているよ』って言える。それもそれでいいのかな、と思う」と振り返った。

 乃木坂46は今や日本を代表するアイドルグループとなった。卒業生には女優やアナウンサーとして活動しているメンバーもいるが、知名度の高さは生駒が頭一つ抜けている。「『乃木坂の卒業生はすごいね』と皆さんから言ってもらえるようにするのが私の役目。だから、今は一生懸命頑張って、『元乃木坂』と堂々と言えるようになれば」と言葉に力を込めた。

 年内にも他に複数の仕事が決まっているというが、「油断できないです。常に鬼気迫っています」と気を引き締める。雑誌の企画で占い師ゲッターズ飯田から「26歳の時にさらに“跳ねる”」と予言されていることを明かし、「ちゃんと跳ねられるように、まずは26歳まで頑張ります!」と笑顔で誓った。【横山慧】